郡山市から仙台市への移動・交通手段と所要時間～一番安い移動方法はどれか！？～

仙台市は人口100万人を超える東北一の大都市であり、郡山市にお住まいの方にとって馴染みのある街です。

仕事やビジネスで、または観光やプライベートな用事で郡山から度々仙台へ行くという方も、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

郡山から仙台までの交通手段（移動手段）は、電車、新幹線、高速バス、車（自家用車、レンタカー）の４つの方法に大別できます。

定期的に通っている方であれば既にベストな手段を選択されていると思いますが、初めて仙台へ行く方、また滅多に行く機会がない方にとっては、「どの交通手段が安いのか？」とか「一番時間がかからないのはどの移動手段か？」などが気になってきますよね。

そこで今回は、郡山市から仙台市までの交通手段について、それぞれの料金や所要時間などをまとめました。

あなたにとって一番ベストな移動手段を見つけるための、ご参考にして頂ければと思います。（※各料金は2017年1月時点に確認したものです。）

1.電車（JR在来線）で郡山から仙台に行く場合

まずはJR東日本の電車（在来線）で仙台に行く場合です。

運賃は2017年1月現在、JR郡山駅～JR仙台駅間で片道2,270円です。往復だと4,540円になります。

しかし！！

JR東日本では、”お得なきっぷ”として「Ｗ（ダブル）きっぷ」という２枚綴りの回数券を発売しており、郡山駅～福島駅間、福島駅～仙台駅間で利用できます。その料金を見てみると・・

＜Ｗきっぷの料金（往復）＞

郡山駅 ⇔ 福島駅：大人1,440円、小児720円

福島駅 ⇔ 仙台駅：大人1,540円、小児770円

郡山駅～仙台駅の合計は、往復で大人2,980円、小児1,490円となります。大人の場合、往復で1,560円もお得になりますね。在来線で郡山駅と仙台駅を往復するのでしたら、このＷきっぷを利用しない手はないと思います。

なお、Ｗきっぷの有効期間は、購入した日から１ヶ月間有効です。このため、出張や泊りがけの旅行の時でも使えます。

※ただし、福島駅～仙台駅のＷきっぷは、郡山駅では購入できないようです。このため、福島駅で乗り換える際に購入する必要があります。

⇒ JR東日本「おトクなきっぷ」の公式ページはこちら

 

そして気になる乗車時間ですが、郡山駅～仙台駅まで、各駅停車の場合で2時間10～11分です。

また、福島駅～仙台駅間では「仙台シティラビット」という快速列車も走っているのですが、これに乗った場合の乗車時間は2時間3分です。

ただし、福島駅で乗り換えが必要になるケースが多いですし、また白石駅でも乗り換えなければならない場合もあります。

このため出来るだけ早く移動したい場合は、予め乗り換えの有無と、福島駅や白石駅での発車時刻も確認しておきたいですね。

⇒ JR郡山駅の在来線の時刻表はこちら

 

2.東北新幹線で行く場合

仕事や出張で仙台に行かれるビジネスマンの方々は、東北新幹線を利用されるケースも多いと思います。

片道の運賃を調べてみると・・・

指定席：5,180円

自由席：4,860円

モバイルSuica特急券：4,830円

となっていました。ちなみにモバイルSuica特急券は、指定席＆自由席共に4,830円です。指定席であれば350円も安くなるので、ぜひ活用したいですね。

続いて乗車時間ですが、だいたい35分～45分です。

途中の停車駅が福島駅だけの場合と、福島駅と白石蔵王駅の２駅に停まるケースがあります。これにより、少し乗車時間に違いが出るようですね。

しかしながら35～45分で郡山駅から仙台に行けるというのは、かなり魅力的ですね。

⇒ JR郡山駅の新幹線の時刻表もこちら

 

3.高速バスで郡山から仙台に行く場合

続いては、高速バスを利用して郡山から仙台へ行く場合です。

高速バスの運行会社は福島交通で、宮城交通も共同運行会社とされています。実際に走っている高速バスは福島交通のものが多いですが、時間帯によっては宮城交通の高速バスになるケースもあるようですね。

郡山～仙台間の料金は、片道で大人2,200円、小児1,100円です。往復の場合は大人4,400円、小児2,200円となります。

そして、郡山～仙台間では以下のお得な回数券も販売されています。

〇大人２枚綴り回数券（2,200円分×2枚）⇒ 3,400円（往復料金）

〇小児２枚綴り回数券（1,100円分×2枚）⇒ 1,700円（往復料金）

〇大人６枚綴り回数券（2,200円分×6枚）⇒ 9,300円（３往復分の料金）

片道料金に換算してみると、大人２枚綴りの場合は1,700円に、大人６枚綴りの場合は1,550円に、小児２枚綴りの場合は850円になりますね。

つまり、普通に高速バスの通常料金を払うよりも、大人片道で500円～650円安くなります。

そして気になる回数券の有効期限ですが、2017年1月現在、平成30年（2018年）3月末日まで有効とのことでした。

有効期限がだいぶ長いので、度々郡山～仙台を往復する場合は、６枚綴りの回数券を購入した方がお得ですね。

続いて高速バスの乗車時間についてですが、郡山駅前～仙台駅前までで２時間となっています。ただし、平日朝の通勤ラッシュ時のみ、２時間１０分となっているようですね。

筆者も郡山～仙台間の高速バスを何度か利用したことがありますが、高速道路に入ってから途中停車するのは、二本松のバス停と、トイレ休憩のためのパーキングエリア１カ所のみです。

郡山駅を出発し、うねめ通りから国道４９号線を通って、各停留所に停まりながら高速道路に乗ります。郡山駅まで行かなくても良いので、高速バスの通り道付近に住んでいる方々にとっては、都合が良いですね。

⇒ 高速バス「郡山・須賀川～仙台線」の公式ページはこちら

 

4.車（自家用車やレンタカー）を利用する場合

自家用車やレンタカーを借りて仙台に行く時のルートは、高速道路（東北自動車道）と一般道（主に国道４号線）の２つに大別できます。

＜高速道路を利用する場合＞

まず高速道路（東北自動車道）の料金ですが、郡山IC（インターチェンジ）から仙台宮城ICまでの通常料金は、3,140円です。

そしてETCを利用した場合、平日の深夜と休日が2,200円になります。平日の日中帯はETCを利用しても3,140円ですが、平日深夜や休日はETCを利用した方が1,060円もお得になります。

また移動時間についてですが、郡山ICから仙台宮城ICまでは約116kmあり、時速90kmで走ると1時間15分～20分ぐらいかかります。

＜一般道を利用する場合＞

一般道で郡山から仙台に行く場合は、国道４号線をひたすら北上していきます。かかるお金は、車のガソリン代のみ。（もしくはレンタカー代＋ガソリン代。）

郡山駅～仙台駅までは移動距離にして約125kmほどあるので、この数字を運転する車の燃費で割れば、おおよそのガソリン代がわかります。

そして移動時間についてですが、少なくても３時間は見ておいた方が良いでしょう。仙台市や福島市付近で通勤ラッシュ等の渋滞に巻き込まれた場合、４時間ぐらいかかることもあるそうです。

平均的に見て、郡山から仙台までの一般道での所要時間は、３時間１５分ぐらいになると思います。

 

5.郡山～仙台間で一番早い移動手段

すでにご承知おきのことと思いますが、郡山から仙台へ行く時の一番早い移動手段は、何といっても「新幹線」です。郡山駅から仙台駅まで、35～45分程度で行けてしまいます。片道5,000円ぐらいかかるものの、短時間で仙台まで行けるのは魅力的ですね。

新幹線を含めて、移動時間が短い順に並べてみると・・・

１．新幹線 ⇒ 35分～45分

２．車（高速道路）⇒ 1時間15分～20分 ※郡山IC～仙台宮城ICまで

３．高速バス ⇒ 2時間（郡山駅～仙台駅）

４．電車（在来線）⇒ 2時間3分～11分＋福島駅での乗換時間

５．車（一般道）⇒ 3時間15分

となります。車で高速道路を利用する場合、郡山ICに乗るまでの時間、さらに仙台宮城ICを降りてからの時間もあるので、高速バスの所要時間とそれほど変わらないかもしれません。

 

6.郡山～仙台間で一番安い交通手段

続いて、料金や費用が一番安い交通手段から順に並べてみると・・・

１．車（一般道）⇒ ガソリン代のみ（例として燃費が20km/h、ガソリン代が1Lあたり130円の場合、125÷20×130で約813円になります。）

２．電車（在来線）のＷきっぷ ⇒ 片道1,490円

３．高速バス（６枚綴りの回数券）⇒ 片道1,550円

４．車（高速道路）⇒ 通常料金3,140円、平日深夜と休日はETC利用で片道2,200円（＋ガソリン代）

５．新幹線 ⇒ モバイルSuica利用で片道4,830円

こうして見ると、上記の早い移動手段と逆の順番になっていることが解かります。「時は金なり」や「Time is money（タイム イズ マネー）」ということわざもありますが、これを顕著に表していると思います。

お財布事情や緊急度を考慮した上で、ベストな移動手段を選ぶようにしたいですね(^^♪

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