30代が転職する前に確認すべきこと
就職氷河期やリーマン・ショックなどの不景気な時代を経て、今の日本はアベノミクスの影響もあって少しずつ景気が上向いていると言われています。失業率も年々低くなっており、2015年5月時点での完全失業率は3.3％まで低下しています。2012年の完全失業率が平均で4.3％なので、1％も上向いているのですね。これはなかなか凄い数字だと思います。
しかしながら、転職は年代によって重みが変わってくるものです。20代であればそれほど深く考えなくても転職できたかもしれませんが、30代はそうではありません。今後の人生を決定付ける転職になるかもしれませんし、場合によってはその後の人生を棒に振る危険性だって潜んでいます。
だからこそ、30代が転職する時は事前にしっかり考え、大切なポイントを確認しておかなければなりません。
そこで今回は、30代が転職をする前に確認しておきたいこと、知っておきたいことをいくつかピックアップしてみました。転職活動をスタートする前に、しっかりと確認しておきましょう。
１．企業が求める人材・人物像を把握しておく
企業は年代によって求める人物像やキャリア・スキルが変わってきます。特に、30代は企業人としても道が分かれるところです。30代前半の場合は、まずは戦力としての実績やスキルが求められますし、少しずつマネジメントの分野でも期待されはじめます。
そして30代も後半になれば、次期リーダーや幹部候補としての力が求められるようになります。企業によっては課長職やマネージャーとしての経験やスキルを積んでいくことになります。
２．自分の市場価値を探る
これまで自分が経験してきた仕事や実績が、同じ業界でどのくらい通用するのかどうか。いくら今の会社でそれなりに評価されていたからと言って、他の会社で同じような評価がされるとは限りません。このため、何よりも客観的に自分のキャリアやスキル、実績を見直す必要があります。
３．将来設計をもう１度しっかり考える
上記の２つをしっかり見直した上で、今度は自分自身の将来設計を考えていきます。独身なのか、奥さんや子供がいるかどうかによって、選ぶべき道も違ってくるものです。40代、50代になった時にどうなっていたいのかも見据えた上で、冷静に将来設計を考えておきましょう。
ツイート
スポンサードリンク
