どうして、好条件の求人が”非公開”にされてしまうの？
近年、転職業界でとても重要だと言われている情報が「非公開求人」です。これはその名の通り、ハローワークや求人サイトなどでは公開されない求人情報であり、各転職エージェントから転職希望者に直接伝えられるものです。
非公開求人は好条件のものが多く、転職を決める決定打となるケースが多々あります。
でも、そんな良い求人情報であるならば、”どうして非公開にする必要があるの？”と思ってしまいますよね。そこで今回は、好条件の求人があえて非公開にされる理由について書いていこうと思います。
＜求人が非公開にされる理由＞
非公開にされる理由は、１つではありません。いくつかの要件を満たすと、非公開にされる可能性が高くなります。
○理由その１：実際に雇用された段階で、企業から転職エージェントに報酬が支払われるから
企業が求人募集の掲載を転職支援会社に依頼する場合、発生する費用は以下の２種類があります。
・求人をサイト等に掲載した段階で費用が発生する、月額制の料金
・実際に雇用した時点で費用が発生する、成果報酬型
非公開求人になるのは後者の成果報酬型の方ですね。成果報酬制なのに一般に公開して直接応募されてしまえば、エージェントが在籍している転職支援会社にお金が入りません。これは大きな痛手となります。
○理由その２：人気の職種であり、応募の殺到を避けるため
年収が高く、人気の職種を一般に公開すると、応募が殺到する場合があります。応募が殺到すれば対応に追われることになりますし、選考に多くの時間を割いてしまいます。
○理由その３：極秘プロジェクト、極秘ポジションの求人であるため
企業のプロジェクト内容やポジションによっては、求人を出していることを競合他社に知られたくないケースもあります。非公開にすることで、ライバル企業に知られることなく求人募集をかけることができます。
また、経営に携わるような役職の人が退職する場合、求人を出すことによって退職することが社内にもバレてしまいます。会社の士気にも関わってくるので、社内にも極秘にしておきたいケースもあります。
○理由その４：転職エージェントの人選を一任したいため
企業と転職エージェント企業との信頼関係が熱く、しかも実績がある場合などは、企業が人選を転職エージェントに一任している場合もあります。転職エージェントもベストな人選を行いたいため、あえて非公開にしていることもあります。
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