ITエンジニアはうつ病が多い
21世紀以降、心の病である”うつ病”になる社会人が少しずつ増えています。業種や業界によってもうつ病になりやすいケースとそうでないケースがありますが、うつ病が多いといわれるのが「ITエンジニア」です。
○ITエンジニアのうつ病の現状
事実、IT企業でエンジニアとして働いている人たちに約20%が、うつ病などの心の病を患っていると言われています。これは一般企業に勤める会社員の2倍以上に上る数字です。
近年のITエンジニアは、納期が非常に厳しいこと、そのため激務を強いられること、若い会社も多く福利厚生が整っていないことなど、問題のある職場に勤めているケースも多いです。
さらに、仕事柄完璧主義者であったり、責任感が強かったりすることが、うつ病の発症の要因にもなっているようです。
また、ITエンジニアは基本的にデスクワークです。業務に集中する時は同僚とのコミュニケーションも不足しがちになります。このような業務上の特性も、うつ病の発症率を高めている原因になっています。
○ITエンジニアのうつ病を現象し、予防するために
ITエンジニアのうつ病を予防する、または改善していくためには、企業としての取り組みが必要不可欠です。納期が厳しいことや激務になってしまうことは止むを得ないケースがありますが、積極的に運動する機会を作ったり、社員同士がコミュニケーションを取りやすくする職場作りにも取り組まなければなりません。
また、上司は産業保健師などが一人ひとりの社員と面談し、心の悩みを抱えていたりしないか、確認することも必要です。
○思い切って転職することが最善の策であるケースも
しかしながら、職場の雰囲気や状態を変えるというのは、経営者や幹部側の理解も必要不可欠です。社員がいくら頑張ったところで、大きな改善を見込めないケースもあります。
このような時は無理をして仕事を続けずに、思い切って転職を考えてみましょう。労働環境や福利厚生などは、職場によって大きく異なります。
伸び伸びと自分らしく働ける職場を見つけ、そこで自らのスキルを磨いていきましょう!
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