危険なホクロの特徴について
ホクロは数に個人差があるものの、誰にでもできるものです。医学的にもホクロは良性のものがほとんどで、たくさんあっても問題ではありません。
しかし、ホクロの中にはメラノーマ(悪性黒色腫)という一種のガンも存在します。メラノーマはメラノサイトが悪性となり、腫瘍化したもので、紫外線が原因の1つだと言われています。
60代以上の高齢者にできるケースが多いものの、黄色人種である日本人でメラノーマができる人は少ないです。(一方、白色人種の人は、発症率が高いと言われています。)
しかしながら、日本人でもメラノーマができる可能性がゼロではありません。一見普通に見えるホクロが、実は進行中のメラノーマだった・・・というケースもあるので、どんなホクロが危険なのか、その特徴を把握しておく必要があります。
<危険なホクロの特徴>
・出血がある
・異なる色が混ざっている
・直径が6ミリ以上ある
・急に硬くなった
・ホクロとお肌の境界が不鮮明である
・短期間で急に大きくなった
・ホクロの形が歪である
この他、口の中は爪の中など、普段見られない場所にホクロができた場合も要注意です。上記のような特徴が見られる場合は、専門医である皮膚科の医師に1度診察してもらいましょう。
また、足の裏に急にホクロが出来た場合も、悪性腫瘍である可能性が高いを言われています。足の裏は普段から紫外線が当たらない場所であり、歩くことで刺激も加わりやすいです。ただし、これは他の場所に比べれば可能性が高いという話で、急にホクロが出来た場合にガンである可能性は、10%ぐらいだと言えるでしょう。
そもそも、ホクロはどうしてできるの?
ホクロは、母斑細胞が増えることによってできあがります。この母斑細胞にはメラニン色素が含まれており、メラニンが出来る一連の流れにおいて何らかの刺激が加わったり、メラノサイトが多く増えることによって、ホクロができます。
ホクロができる要因として考えられることは、紫外線、ストレス、疲労、衣服との摩擦、生活習慣の乱れなどです。
したがってホクロを過剰に増やさないためには、紫外線をブロックすること、ストレスや疲労を溜めないことなどが大切になってきます。
また、一度できてしまったホクロを無くすためには、レーザー治療が有効です。しかし、ホクロはシミよりも深い部分にできるので、跡が残る可能性もあります。
もしホクロのレーザー治療を考えている場合は、美容外科の担当医師とよく話し合ってから決めるようにしたいですね。
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