出産後の再就職は、本当に大変なのか。
女性の方であれば、出産や育児のために長期間離職するのは当然のことでもあります。昔と比べれば産休や育児休暇が広く認知されるようになってきましたが、実際に出産後に再就職する時は、様々な壁があることも事実です。
まず、出産後の再就職に成功する女性には、以下のような特徴があります。
1.ブランク期間が短いこと。
2.産休前に専門職に就いていたこと。
まず1番目ですが、実際に復職された女性の約6〜7割が、2年以内に復職しているというデータが出ています。企業にとっても、ブランク期間の許容期間を「2年まで」としている所が多く、これを超えてしまうと再就職を見送られてしまうケースが増えてしまうようです。
続いて2番ですが、出産前の仕事が専門職であったり、特定の資格が無ければ出来ないような資格の場合は、再就職にとても有利に働きます。貴重な専門職であれば、2年以上のブランク期間でも問題なく採用してもらえるケースもあるようです。
実際に復職する時は色々と勉強し直す必要性があるものの、専門職は再就職しやすい傾向にあると言えます。
しかしながら、特に専門的な資格を持っていなかったり、妊娠・出産が立て続けになってしまって離職年数が長くなってしまうケースも多いと思います。
このような場合は正社員としての再就職を断念し、パートやアルバイトとして復職する方が多いと言われていますが、それでも条件や環境が整えば正社員として採用される可能性も十分に残されていると思います。
そこで大切になってくるのが、以下の2点です。
1.離職中に勉強を怠らないこと、可能であれば資格を取得しておくこと
2.女性の再就職について、理解のある企業を選ぶこと
たとえ離職中でも、自分が働いていた業界について勉強することは可能だと思います。また、ユーキャンなどの通信教育をうまく活用すれば、自宅に居ながらにして役立つ資格を取得することも可能です。
離職中も努力を続けていることが企業の採用担当者に伝われば、企業の戦力として再就職できる可能性もきっと高まるはずです。
また、女性の再就職や、産休・育児休暇について理解のある企業を選ぶことも大切です。このような企業は子育てしながら勤務できる体制が整っているので、家事との両立もしやすいと思います。
出産後の再就職はなかなか大変な部分もあると思いますが、考え方一つで可能性が大きく異なってきます。上記の点を踏まえた上で、再就職する道も積極的に考えていきたいですね。
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