若手社会人の半数が「就職活動をやり直したい」と回答(2016年)
若手社員の離職が問題視されている昨今、浦野光人氏が会長を務める日本経営協会にて、気になる調査結果が発表されました。
その調査の名称は「若手社会人就労意識ギャップ調査2016」。
公式ページ ⇒ http://www.noma.or.jp/report/gap/gap2016.html
調査対象は「大学や大学院、専門学校等を卒業し、就職してから2年半〜3年半勤務した正規雇用者」です。
2016年5月下旬にインターネットを用いて実施され、得られた668件の有効結果からデータを分析したそうです。
そして、気になる調査結果の内容は以下の通りです。
1.もし再度就職活動が可能だとしたら、どうするか。
・する ⇒ 48.7%
・どちらともいえない ⇒ 34.0%
・しない ⇒ 17.4%
2.どのくらいの勤続年数を考えているか。
・すぐにでも辞めたい ⇒ 6.8%
・結婚、もしくは妊娠・出産するまで ⇒ 20.2%
・次の就職先が見つかるまで ⇒ 25.0%
・転職できるまでの実力を身につけるまで ⇒ 25.4%
・定年まで ⇒ 27.1%
3.転職経験はあるか。
・ある ⇒ 27.1%
・転職経験はないが、転職の意思はある ⇒ 39.5%
4.学生時代に抱いていた「職場の人間関係・雰囲気」のイメージと、実際との比較について
・ほぼ同じ ⇒ 37.1%
・ややいい ⇒ 26.6%
・ずっといい ⇒ 13.3%
この結果から、約半数の若手社員(就職後2年半〜3年半)が転職を希望しており、全体の約4分の1が既に転職していることが解かります。
”石の上にも3年”という言葉があるように、どんな会社でも一人前になるまでには3年はかかると言われています。
それなのに一人前になった途端に退職されてしまえば、企業としては大切な財産を失うことになりかねません。
転職をするかどうかは、結局は本人の意思によって決まります。
若手社員が「ずっとこの会社で働きたい!」と思えるような環境・人間関係を、いかに構築していくか。全ての企業における命題かもしれません。
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